vol.08
vol.02





みなさん、いよいよ「fu-chi」のホームページがスタートしました。本誌ともどもどうぞヨロシクお願いします。コンテンツとしては、まだまだ充実、というわけにはいかないのですが、やれるところからやってみよう、というゆるめの設定で進行するつもりです。
さて、私の担当である「いろいろ雑記」では、その時に気になっていることや、おもしろいなぁ、と感じたことなど、気ままにお伝えしたいと思っております。他の媒体ではなかなか紹介できない、プライベート的な視点で捉えたものが中心になる予定です。どーぞヨロシク。
さて、記念すべき第一回目は「フランス」と「フランスの友人」について書いてみます。昨年の秋、今年夏に出版する予定の新刊本の取材で、ひさびさのフランスへ。フランスって、いつも思うんですが私たち日本人にとって、何か特別な外国って感じ、しませんか? もしかしたらそれは日本人だけでなく、他の国の人たちにとっても同じかもしれないけれど。いわゆる憧れ度が高い国だと思うんですよ。それは、モード的なこととか、美術的なこととか、食べ物だったり、様々な部分で、憧れ度が高い。私もかつて乙女だった頃より、その憧れをずっと抱いて今日に至っています。そして、思うんですが、日本人が思い描くフランス、ていうのも存在しますよね。そういう思いを具現化したショップが、日本にはたくさんあります。雑貨屋さんだったり、カフェだったり、ネットショップなどにも、プチフランスがいっぱいある。もしかしたら、ホントのフランスよりもフランス的なモノが日本にはあるのかも・・・。まぁ、とにかくカワイイものが大好きな、私たち日本女性を虜にしてしまう魅力が、フランスにはある、ということなんですね。
今回ひさひざ訪ねたフランスで改めて感じたこと、それはやっぱり大人の女がカッコイイということでした。カフェでお茶しているマダムも、犬の散歩中のマダムも、いちいちみんな素敵なんですね。特別美人というわけではないのに、それぞれ個性が際立ち独特の雰囲気がある。「こういう女性には、他では出会えない」と感じる、同性の私から見ても、ゾクッとする魅力を持つ女性に出会えるのがパリ、という認識を強くした今回の滞在でした。
このHPでエッセイを担当してもらっている森田幸子さんは、パリに住む日本女性。彼女はもう、7、8年向こうで暮らしているからすっかりパリジェンヌ。私がパリの女性に感じる独特のカッコよさ、というものを彼女も持っています。服の着こなし方、歩き方、なーんか素敵なんですよ。もともととてもチャーミングな人なんでしょうけれど。そのチャームは、きっとパリで磨きがかかったんだと思われます。逗子を「ズッスゥイ」と発音するところなど、すっかりパリって感じでした。実は彼女とは今回の滞在がご縁で知り合った仲、本の取材のためコーディネーターをお願いしたのです。偶然にも幸運なことに、好きなモノの傾向が似ている人だったので、お仕事はとても順調にはかどりました。海外取材の場合、コーディネーターさんとの趣味の違いは、けっこう大きく影響を及ぼすので、今回森田さんに出会えたことは、私にとってとてもプラスでした。そしてすっかり意気投合してしまい、「fu-chi」のブログもお願いすることになったわけです。彼女はアーティストですから、その作品もきっといつか、彼女のブログで見られるんじゃないかな・・・。
とても素敵な作品を作っているんですよ!!! みなさん、お楽しみに。
そして、今回初めて訪れたアルザス地方では、驚くべき光景を目にしました。クリスマスになると、大勢の観光客が訪れることでも有名な街"カイゼルベルグ"に行ったのです。まるでアミューズメントパークのように、街全体がクリスマスのために存在しているような、おとぎ話に登場するような街。この街の一番高い建物が教会なんですが、何と、その教会の塔のてっぺんに、コウノトリが巣を作り暮らしているんです。野生のコウノトリなんて初めて見たし、あんな安定しない場所に巣を作るなんて、ビックリしました。でも、彼らからすると、一番見晴らしが良くて気持ちの良い場所なのかもしれませんね。この地のひとつの名物になっていると、同行して下さった「オルネドフォイユ」の谷さんに教えて頂きました。
ところで、みなさん。コウノトリって一度夫婦になったら、相手が亡くなってもその関係を貫くって、知ってました。つまり、夫のコウノトリが死んでしまったら、ずっと未亡人として一人(1羽)で余生を過ごすわけです。その逆もしかり。なんか、ジンっとしますね。とっかえひっかえ、することの多い人間と違って。まあ、人間にはコウノトリよりも複雑な問題が多いことは、良く分かっているつもりですが・・・。でもね、生意気ですが、私も年を重ねて分かってきたことがあるんですよ。相手を代えても、自分自身が変わらなければ、また結局同じ失敗をする、ということ。だからね、相手を代えるより自分を変えるべきなんです。同じ相手と長くじっくり人生をやりくりした方が、きっといいんだと思うわけです。どうしても、ダメなら仕方ないけどね。何故か説教臭くなってしまいスミマセン。では、また来月お会いしましょう。

vol.01
最近と言うか、ここ一年ほどソウルへ行く機会が多くなりました。「スッカラ」という雑誌の仕事のためなのですが、毎回行くたびに新しい発見があったり、友達もできたりして、韓国がとても身近になった気がしています。
韓流ブームがあってから、すごいスピードで日韓の交流が進行している感がありますが、正直に言うと、私自身はそのブームにあまり関心がなかった。でも、行く前と最近では、韓国に対するイメージが変わったのは確かです。似ているようで全く違う、と感じることもあれば、その逆もあったりで、報道などで知っていたことも、自分の目で確かめると感じ方が変わることも多いから、知らない国を訪ねるのは大切なんだなぁ、としみじみ思うこの頃です。
先ず、食に関してのイメージ。私の中では肉がメインの食事をしている、というものでした。でも、実際には野菜を中心にした食事という印象です。もちろん肉も食べるのですが、そんなに頻繁に食べている感じでもない。普通の家庭でも、一般的な定食屋さんでも、必ずでてくるのが、キムチやナムルなどの野菜。生野菜より、発酵させたり、ごま油で和えたりしたものが多く、副菜として毎食と言っていいほどテーブルに並びます。それに麦ご飯とチゲ(中身はいろいろ、野菜と豆腐などがポピュラー)というのが定番の食事です。だから肉が苦手な私でも、定食屋さんに行けば困ることはありません。
発酵した食品、例えば味噌や納豆は、私たち日本人にもなじみ深いけれど、摂取量としては韓国の人たちの方が多いと思われます。韓国女性の肌の美しさは、きっとこの発酵食品に理由があるんじゃないか、と考えています。
美肌と言えば、いつも通訳&コーディネーターをしてくれているキエちゃんも、ものずごーくきれいな肌の持ち主。文字通り透き通るような美肌、毛穴がない。彼女は食いしん坊で、モリモリなんでも気持ちいいほどよく食べる人ですが、見ていると、やっぱり野菜とキムチなどの発酵食品をたくさん食べています。それに加え、最近は彼と"チンチルバン"と言う韓国風サウナに頻繁に通っている様子。このチンチルバンも美肌づくりに効果大のようです。彼女と話していると、美に対する関心がとても強いのを感じます。でも、その関心は、どこどこの化粧品がいい、という内容ではなく、体そのものにいいことに対する関心。血行を良くすることだとか、代謝を高めることなど、そういう知識が豊富なのです。彼女曰く、そういう知識は韓国女性の常識、なのだとか。元々スローフード的な韓国料理、その基礎が医食同源であることも、健康と美への関心度が高いことを物語っています。
それから、韓国の伝統的な住まいについて。韓屋(ハノクと呼びます)と言う昔ながらの建築は、日本の伝統的家屋にも似ている部分がたくさんあり、私たちにとっても懐かしさを感じさせる建物です。私が興味津々なのが、それぞれの家の門扉に付けられている銀の細工。木の扉に、中心と四隅、場合によってはそれ以外の部分にも、植物などをモチーフに細工したオーナメントのような装飾があって、
それが何とも可愛いのです。こんど是非この装飾を取材してみたいと企んでいます。





vol.03
忙しさに追われ、ついつい書くのが延びてしまいました。スミマセン。もう少し真面目に取り組まなければ、と、反省している昨今です。さて、いよいよ梅雨明けも間近。夏休みのあった頃は、この時期になるとウキウキしてきて、雨降りの毎日でも楽しみな夏休み計画を立てながら、何とかうっとうしい日々を凌いできました。しかし、大人になると夏休みなんてほとんどなく、と言うか、まったくないことだってありますよね。そうそう楽しみなことも無いわけで、淋しく梅雨空を眺めたりするばかりです。
唐突ですが、私はそういう淋しさに襲われたとき、動物に助けを求めます。近場にいる犬や猫に遊んでもらったり、ちょっと時間に余裕があれば動物園に出かけて和みます。動物園と言えば最近は、旭山動物園など、何かと話題になること多しで、気になっているのですが、近所の動物園さえなかなか行けず、思いは募る一方。溜まった仕事をチャッチャッとやっつけて、早く動物園に行きたい。
けれど現実は甘くないので、せめても、と、動物コレクションを眺めたり、いじったり、しています。端から見れば、かなり気味の悪い光景かもしれませんが、まあ、我が家でやっていることですから・・・。
この動物コレクションは、言ってみれば私のモノ集めの歴史でもあります。小さい頃のディズニーキャラ(ミッキー、ドナルド、バンビなど)に始まり、水森亜土さんが描いたネコグッズ、スヌーピーに関しては、かなりのアイテムを保有してました。そう言えば月刊スヌーピーという雑誌があって、毎月購読していたなぁ。あの凄まじい量のものたちは、どう考えてもお小遣いだけで購入できたはずはなく、今になれば親に申し訳ない、と反省してます。結局以上のモノは現在手元にありません。二十歳を過ぎてもテディベア、木製のミニチュア、陶器のフィギュリンと、動物モノ愛好家としての遍歴を重ねてきました。それ以外でも、アクセサリーや傘なども動物モチーフが多いなぁ。気がつくと買ってしまっているんですよ、動物モノを。
「フウチ」のデザインを担当してくれている辻さんから、指摘されたことがあります。「小澤さんのスタイリングには、よく動物モノが登場しますね」と。ハッとしました。無意識だったんですよ、ずっと。そう言われ、改めて今までの仕事を見返してみたら、自分でもビックリするほど動物モノを使っている。こうなったら開き直るしかない。とことん動物モノを登場させようかと企んでいる次第です。

追伸、
ここ何ヶ月か前から、一匹の野良猫がご飯を食べにやって来ます。疲れて帰ったときなどは、ご飯の仕度が億劫に感じることも正直あるのですが、ミャァー、と甘え声で鳴かれるとやっぱり可愛くて、トゲトゲした気持ちもスッと消えていきます。生きものの力って凄いなぁ。

またまたご無沙汰してしまいました。前回、真面目に〆切りを守ろうと誓ったはずが・・・。気がつくと夏はあっと言う間に過ぎ去り、季節はしっかり秋になっていました。もう、自分でも呆れるくらいだらしなくダラダラ仕事をしています。もう少し、ピシッとかっこよく生きていきたいものです・・・。
ところでこの夏、そのダラダラした仕事っぷりのせいで、必ず行っていた花火大会に行けませんでした。地元である逗子花火大会は去年あたりから随分と盛り上がってきて、とても楽しみにしていたんですよ。お隣の鎌倉よりも花火の打ち上げ数を抜いたという噂、地元の優良企業から寄付金がたくさん出ているみたいなんですねー。
こういうお金の使い方は、とてもかっこいいなぁー。一夜限りの花火大会に大枚はたいてくれる、気っ風のいい感じしますよね。でも、行けなかったんで、今年はどんなだったか報告できませんが。我が家は夫婦揃って花火好き。おめでたい頭で生きているもので、花火が大好きなんです。
以前静岡の掛川だったと思うけれど、ものすごく大きな花火大会に夫婦で行ったことがあります。何がすごいって、打ち上げ数も半端ではなかったけれど、その演出。中島みゆきの曲に合わせて、ドカドカ花火が打ち上がるのにはビックリ。趣味の問題は置いておいて、好きとか嫌いとかいう次元ではなく、その花火に掛ける情熱が凄まじい。花火大会はこういうド派手なのがいい、と、そのとき心底思いました。しみったれてなく、後先考えず、ゴーゴー。そういうのって時々は必要と思います。
そしてかなり地味に過ごした今年の夏は、夏休み、と呼べるような休みもなく、ふてくされ気味でしたが、一日だけ、近場の好きなところへ出かけてみました。
「パパイヤ」は鎌倉由比ヶ浜にある海の家。昨今はとてもお洒落な海の家が目立つのに対し、ここは昔ながらの海の家。もう若くない私などにとっては、ここのような存在はとてもありがたい。若者の暑苦しいギラギラ感が漂う小洒落た海の家なんて、とても近寄れるものではありません。家族が仲良くラーメンを啜っている、そういう光景にホッとします。正しい海水浴場の姿だもの。そしてこの「パパイヤ」には、もうひとつ好きな理由があるのです。大好きな人が働いていること。彼女(Aさん)は夏以外は立派な編集者として働いていますが、夏は本職をセーブして、ここで働いているのです。
夏と海をこよなく愛す女。もう何年もこのライフスタイルを守っています。かっこいいー。
突然訪ねた私を、彼女はいつものようにあたたかく迎えてくれました。「小澤さん、一番いいお席へどうぞ」と。そこは風とおしの良い特等席。でも、私は彼女の働く姿が間近で見られる売店脇の席を陣取ることに。何故って、Aさんの働きっぷりを見るためです。うっとりしてしまう。きびきびとした客あしらい。若僧たちを相手に流れるようなかき氷づくり。客足が途絶えると空かさず呼び込みもします。「お兄さんたち、まだ海の家決めてないの?どこもいっしょだからね、ウチにしときなさい」と。するとお兄さんたちは促されるまま「パパイヤ」の客となりました。なんて素晴らしい。ただ、ただ、私は彼女の仕事に見とれていました。いいなぁAさん。ずっとずっとそのままでいてネ。私は彼女の姿を眺めながら、一生懸命仕事をすることの大切さを改めて学びました。仕事がうまく片づかないからと、グダグダ言っていてはいかんのです。Aさんの姿に励まされ、元気になって家路にもどる夏の夕暮れでした。
vol.04
(C)copyright 2012 tutto All rights reserved
vol.05

明けましておめでとうございます。みなさん、今年も「フウチ」共々どうぞヨロシクお願いします。しかし、ほんとうにビックリするくらい時間が経つのは早いですね。昔に比べると、例えば10代の頃と比較すると、恐ろしいほど40代の一年は早く進んでいる気がします。365日であることは変わらないのに、何故なんですかね?こんな調子だと、また直ぐに年の瀬がやって来るんだろうなぁ、ちょっとはまともな大人になれているのか?いろいろ反省してみるお正月です。
ところで、1ヶ月ほど前に広島へ行きました。ある会社のイベントに呼んで頂いたのですが、1日早く広島入りして厳島神社へ行ってきました。とてもいいお天気の日で、久しぶりにプライベートな旅を満喫。このところ旅はいつも取材で、というのが常でしたから、とにかく楽しかった。風景はもちろん絶景ですが、私にとっては鹿と遊べたのが何よりの想い出。今まであんなに鹿に触ったことはなかったので、鹿の鼻がとてもあったかいのに感激しましたよ。それからちょうど紅葉も見頃で、鹿に紅葉、まるで花札の世界。日本の色と姿をしみじみ味わい、そして穴子飯も味わいました。
ホテルへ帰ってみると前の路がイルミネーションでキラキラ。クリスマスシーズンを迎えると、今や日本中キラキラするんですね。そういえば、我が家の近くの住宅街でもイルミネーション合戦していましたっけ。昨年あたりから少し自粛している感じもしますが、まるでテーマパークのよう。電気代高くつくだろうなぁ。
そうそうそれから、広島は美味しいものがたくさんあっていいですよね。いろいろ世話を焼いてくれる知人がいてくれるのが有り難い、彼女と寿司屋へ。"夜鳴き"という食べたことのない貝のにぎりが絶品でした。それに鯖も旨かったニャー。関東のとは違うみたい。魚の旨い場所はもうそれだけで大好きになります。帰ってきたら、また直ぐに行きたくなってしまいました。食べ物は絶対西の方が旨いと思っています。素材、味付け、どちらも私的には西日本です。東京にいると美味しいものはけっこう高くつく、いろいろあるのはあるけれど、値段とのバランスを考えると、いまいちピンとこない場合も多い気がします。
何故か、食べ物の話になってしまいましたが、ついでにもう一言。クリスマスに近所のケーキ屋に行ったら、いつものケーキが並んでいなくてションボリ。ホールケーキと、いつもと違うクリスマスバージョンのケーキしか置いていない。経験からして、そういう特別バージョンのはあまり美味しくない、でも買ってみました。結果は案の定、ガッカリでしたよ。私はどんなときでも、いつもの気に入った味を食すことに幸せを感じる女です。
さて、みなさん、新しい2007年も良い事がいっぱいありますように。「フウチ」も引き続き頑張りますのでどうぞご贔屓に。お正月はちょっとのんびりしてから、夫の実家、福岡へ行きます。いつもの餃子を食べるのが今からとても楽しみです。新年も、食い意地で生きる私です。では、では。


vol.06






1月に福岡へ行き、大好きな店と気になっていた店を訪ねました。今回はそのことを書こうと思います。ところで唐突ですが、福岡に行くたびに思うのです。おしゃれな人が多い。特に男子は東京とくらべてもかなりレベルが高いと思う。おしゃれで美しい男の子を見ることはとっても気分のよいものです。ときめく、というほどのものではなく、単純に鑑賞して嬉しく思っているわけです。しかし年齢とともに、そういうことに歓びを見いだせるようになってきている自分を思うと、喜んでいいのやら、悲しむべきなのか、複雑な心境です。うーむ。アッ、いきなり話題がズレてしまいスミマセン。お店の話をしなくては・・・。
さて、いつも福岡に行くと必ず立ち寄る大好きな定食屋さんがあります。「わっぱ定食堂」という店で、こういう定食が欲しかった!!と思える定食がいろいろあるんですよ。福岡で雑貨ショップを営む知人に連れて行っていただき、それ以来やみつきになってしまいました。ご飯もみそ汁も、そしてもちろんメインのおかず類も、すべて手抜きせずに丁寧につくられているのが伝わる、心和む美味しさに溢れています。よくオーダーするのは焼き魚のついた定食か、牡蠣フライやエビフライの定食。つけ合わせの生野菜もシャキシャキしてます。ドレッシングはボトルでテーブルに置いてあるので、好みに合わせかけられるし、タルタルソース(好物です)もケチケチした分量でないところがすごく嬉しい。オプションでつけられる副菜のメニューもナイスだし、そしてここは昼から夜10時半くらいまで、通しで営業しているのがありがたい。必ずしも昼時に食事できるわけではない人々にとって、それは重要ですよね。
こういう店が青山辺りにあったらいいのになぁ、と常々思います。普通の定食がリーズナブルに真っ当に美味しく、そしてランチタイムを過ぎても食事ができる店。意外にないんですよね、都心には。だから、普段都心で仕事をしている私のお昼ご飯は、けっこう不満だらけなんです。前回も書きましたが、東京の外食には納得できない要素も多く、だから他の街がうらやましくて仕方ないのです。
さてさて、食べ物の話ばかりしていても何なので、私の専門であるものを扱う店についての報告です。ずっと気になっていた「四月の魚」という雑貨店へ行ってきました。吉井町という福岡の田舎にあります。昔は宿場町として、賑わっていたであろう風情が微かに残るその町は、小高い山に囲まれたのんびりとした場所です。けれど、駅前に立ったとき、ここに素敵な雑貨店があるなんて想像できませんでした。駅前で客待ちしているタクシー、暇つぶしにベンチでタバコをふかすおじさん、極々普通の田舎町の景色です。とぼとぼと駅から商店を眺めつつ歩いて15分ほど、知人に教えてもらった道を行くと「四月の魚」は確かにそこにありました。
昔、歯科医院だったという建物の前には、一本の枝ぶりのいい木が目印のようにあり、懐かしい昭和の面影が漂い、それはまわりの雰囲気ともあいまって、とてもいい感じです。ワクワクしながらドアを開けると、窓から射し込む冬の日だまりに、器や針金細工、ブリキの小物などが、ひなたぼっこしているように並んでいるのが見えます。そしてその奥に、店主の関さんがいました。目が合うとニッコリとやさしい笑みを浮かべ、穏やかに私たちを迎えてくれます。
軽くご挨拶をし、さっそく店内を物色させていただくことに。棚やテーブルには、古道具と作家ものの器がとても美しいバランスで並べられ、そこに関さん自身がつくられた針金のオブジェがアクセントとして加わっています。正直に、この店のどれもこれもが大好きになりました。偉そうでなく、でも媚びていず、そして関さんの、ものへの思いがちゃんと伝わってくる。こういう店が、この吉井町という田舎で営んでいけることに、嬉しいショックを受けました。
日本はすごいのかもしれない。普段ニュースや新聞を見ていると、この国はもう手のつけられないほど酷いことになってしまっている、そんな気持ちにばかりなっていましたが、でもそうではなく、頑張っている人々はきちんといて、その人たちの思いや活動はしっかり成熟していたんですね。
それから関さんに、近くに暮らす、木工作家の山口さんのお宅へ連れて行っていただきました。わざわざお店を空けて。山口さんのお宅は山の中腹にあり、辺り一面果物(スミマセン何の果物か忘れました)畑で、空気がやけに美味しく、ヨーロッパの田舎にいる気分です。山口さんは飄々とした印象の方。美味しいコーヒーを淹れてくださり、奥様のお手製スコーンといっしょに、庭にでてピクニックみたいなひとときを過ごさせていただきました。たくさんお話ししたわけではないのですが、じんわりとあたたかい、ほのぼのとしたお二人の人柄が何とも幸せな時間でした。
旅にでて、思わぬ人との出会いがあったり、予期せぬ発見があることを、この頃特にありがたく感じています。これからも小さくていいから、大切な出会いと発見がたくさんあり続けることを願うばかりです。



またまたすっかりご無沙汰してしまいました。季節が変わるのが速いこと速いこと、こんな調子だと、また1年アッという間に終わってしまうんだろうなぁ・・・。愚痴っていてもしかたないので、明日も元気に迎えようと思います。
さて、私の住む町は神奈川県逗子市というところにあります。隣の駅は観光地として有名な鎌倉、そして海岸線を西に向かうとサザンの唄でも知られる茅ヶ崎があり、反対に進むとご用邸のある葉山があります。ここに暮らすようになって、早いもので15年が経ちました。のんびりと時間が過ぎていき、鳶が空を舞い、海があって小高い山もある、そういう環境をとても気に入っています。以前は東京に住んでいましたが、たぶんもう、東京に住むことはないと思います。何というか、私にとって東京は、仕事のための場所になっていて、暮らすための場所としては今や体が馴染めない、そんな感じです。と、いうわけで、今回はご近所の好きな店をご紹介しようと思います。
逗子は昔からある商店街に活気があり、いわゆる老舗も多い町です。よく行くのは逗子銀座商店街の「珠屋」という洋菓子屋。今年リニューアルしたんですが、個人的には前の昭和な風情が漂う店の方が好きでした。でも、やっぱり行っちゃうんですよね。洋食を食べられるパーラーも併設されているので。ここでスペシャル弁当だとかプリンアラモード(私のイチオシ)をいただきます。ちなみに石原慎太郎一家は、ピーチロールというロールケーキを贔屓にしているらしいです。
そして丁度「珠屋」の向かいあたりに「Tom」という婦人下着店があります。外観はイケてない感じなんですが、イタリア製のキャミソールでカワイイものがあるんですよ。冬にはお洒落ババシャツも登場。前に同じものを某デパートで見かけましたが「Tom」よりも高かった。というのも「Tom」ではいつもセール価格だからなんです。何故いつも安いのか、その理由を確かめたことはありませんが、何であれ喜ばしいことです。
逗子銀座商店街を真っ直ぐ進み突き当たると、そこは池田通り商店街。「es」というブラックの日除けが目印のパン屋があります。ここは今年オープンしたニューカマー。私はクロワッサンやバケットなどを買います。逗子のパン屋さんでは一番好き。
友人でもある根本きこさんの店「coya」も逗子にあります。いつ行っても和めるよい店です。私にとっては、雑貨を扱うスペースでの買い物も楽しみのひとつとなっており、行くと必ず何か買ってしまうんで、ヤバイ店でもあるのです。特にお気に入りは食器。リーズナブルでグッドセンスな品揃えはさすがです。
さてさて、逗子を離れて、次は鎌倉の好きな店。今回は由比ヶ浜に絞ってみます。鎌倉はいろいろあって一度に全部は紹介できません。江ノ電の「由比ヶ浜駅」の目の前に「スクランプシャス」というアンティークショップがあります。ここも私にとっては非常にヤバイ店で、行くたびに欲しいものが必ずあり、何も買わずに店を出ることができないのです。その理由のひとつには、比較的お手頃な価格、があります。本当は内緒にしたかったけれど、鎌倉にあるアンティークショップはそういうところが多いのです。都内にくらべると同じようなものが二割くらい安いのではないかと思います。「スクランプシャス」もしかりです。いわゆる雑貨的なものより、バッグや布もの、そして古着が充実していて、どれも垂涎です。
「スクランプシャス」から海岸に向かって歩き由比ヶ浜に出ると、海に面したマンションの一室に、友人の馬詰佳香さんが営む「ボーンフリーワークス」があります。彼女は古いつき合いで、いろいろ助けてもらったり、そして触発される存在。それは今も変わらずで、現在彼女が手がけているハンモックにも、彼女の生き方や考え方が表れていて、いいなぁ、と思うのです。ものを売るというよりも、考え方を売っている、という感じでしょうか。ハンモックという存在は、気張らず、のんびり、そして自由。彼女そのものという気がします。もちろんハンモックは商品ですから購入することは可能です。是非試してみて下さい。気持ちいいですよ。それにここはフリーなスペースでもあるので、彼女が推薦するアーティストの展覧会や、小さなメーカーの展示会なども度々開催されています。その催しを見に行くのも楽しみのひとつ。素敵な人との出会いもあったり、自由で楽しい時間を過ごす贅沢なひとときは、私の休日のとっておきです。
「ボーンフリーワークス」からほど近い場所にある「松原庵」は、馬詰さんとよく行くおそば屋さん。住宅街のなかにある一軒家なので、あまり観光客らしき人はおらず、ゆったりと静かな、佇まいも大人な店。あまり飲む方ではないですが、ここではちびちび日本酒を啜りながら、肴であるご馳走をいただきます。ここのいいところは、そうやって女だけでちびちびやっていても、変に周りを気にしなくていいところ。飲むだけでなく、しっかり美味しいものが揃っているのがいいのです。
あー、こんなことを書いていたらお腹が空いてきました。何か食べることにします。なので、この続きはまた。それから今回紹介したお店の詳しい情報は、書かないことにします。気になった方は、是非ご自分の足と勘で探してみて下さい。そうすることで、私が知らない、もっと素敵な店や様々なことと巡り会えると思います。では、では。よいお散歩を。
vol.07
みなさん、明けましておめでとうございます。それにしても一年はあっと言う間ですね。確か昨年も同じようなことを書いた覚えが・・・。あっと言う間とはいえ、思い返せばいろいろなことがあったのも事実。「フウチ」は昨年出した7号からリニューアルしましたし、出版元である「アノニマスタジオ」も引っ越しをしました。引っ越し先は東京は蔵前という下町で、浅草からほど近い情緒のある町です。以前の青山という場所からすると、グッと人間味が増した感じ。個人的にはこの下町の方が好きです。
そして新しくなった「アノニマスタジオ」の1階のワンスペースに、友人でもあるエッセイストの中川ちえさんが生活雑貨のショップをオープンさせました。その名も「in-kyo」。彼女のお祖母ちゃんが暮らしていた、実家の離れをそう呼んでいたそうで、和めるネーミングがピッタリな印象のショップです。昔からの夢だったという"お店"を始められたことで、ちえさんは、今まで以上にイキイキとしている様子。コツコツと積み重ねてきた努力が形になっていくのを見るのは、とても羨ましく、そして同時に励ませれることでもあります。いろいろあるのが人生だけれど、自分を信じて頑張れば、きっと結果は付いてくる。一年の幕開けに、心新たにそんなことをもう一度自分に言い聞かせてみました。
さて、「in-kyo」の店内には、ちえさんが選んだ器をはじめとする生活の道具が勢揃い。どれも、今日から即戦力として活躍してくれそうなものばかり。そしてそれぞれのお値段も適正価格。無理をせず大きく背伸びをしなくても手に入れられる範疇のモノたちばかりなのが魅力です。オープンして間もないのに、わざわざ遠方からも噂を聞きつけ足を運んでくれるお客様も多いのだとか。よかったよかった。きっとこれからは蔵前の地元の人々にもファンを増やすことでしょう。それに、そうなってこそ真っ当な商店。町を素敵にしていくのは、その場所に根を張り一生懸命に生きる人々がいて、その人たちの生活を支える商店があってこそ、と思うのです。蔵前という町がこれからもっと素敵になるように、ちえさんと「in-kyo」に期待します。
vol.09
こんにちは。
先日、済州島に行ってきました。まあ、仕事でしたので自由時間は限られていましたが、都会では味わえない自然と独特の神秘性を満喫できた次第です。ご存知の方も多いと思いますが、済州島は火山岩の島です。どこに行ってもチャコールグレーの火山石を使った石垣や門、そして有名なトルハルバンに出会えます。しかし、火山石が多いということは、暮らすには大変な苦労が付きまとうであろうことは想像に難くありません。たとえば農業、土地を耕すにもゴロゴロ転がる火山石を取り除かなければなりません。そうしたマイナスに捉えてしまいがちな条件を、プラスに変えるような発想があることに人の強さを見る思いがしました。それが済州島の石文化。有名なトルハルバンも、そうした発想から生まれたものだと考えられます。
石の文化のなかで、私が取り分け気になったのが童子石(トンジャソクと読みます)。済州島のお墓にいる石像で男の子と女の子のペアです。死者の霊のお世話をする係なのだそう。お墓と聞くと、普通怖いイメージを連想させますが、何とも愉快で楽しい表情のものばかりなのです。ヘタウマという言葉がピッタリ当てはまる、実に味のある石像です。日本にもお地蔵様など、可愛らしい石像はいくつもありますが、済州島の童子石はそれと比較しても可愛さで勝っているように感じます。とぼけた表情で笑っていたりするのですから、他人のお墓にいてもちっとも怖くない。何というか、大らかなのです。いつも思うことなのですが、この大らかさは韓国の、特に朝鮮時代の様々なものに存在しています。
他にも愉快な石像がいたので撮影してみました。一体で設置されている石像は村の守り神なんだそう。どうしてそんな姿なの、と尋ねてみたいひょうきんさが魅力です。
ここでご紹介した写真の石像は、済州石文化公園とトルハルバン公園にいます。そして、済州島の村のあちこちに石垣で四角く囲われたお墓があり、そこにも童子石がいます。畑のなかや山のなかなど、発見するのはとても難しい場所ですが、チャンスがあれば見学して欲しいものです。それこそがリアルな童子石と呼べるものだから。
2009年2月より、お休みしていた「mimi」を再開することになりました。以前は東京・世田谷にあった「ボーンフリーワークス」で開催していたのですが、そこがクローズすることになり、約4年ぶりの再スタートです。
「mimi」というのは、私と友人のフラワースタイリスト、井出綾さんとで行う教室のことです。雑貨と花の飾り方をレクチャーするもので、暮らしのなかに季節感を取り入れたり、好きな雑貨を素敵に見えるように飾るコツなどをお伝えしています。
新たな場所は東京の下町、鳥越神社の直ぐ近くにある「SyuRo」という雑貨店。このショップのことは「fu-chi」No.10でも取材させて頂きました。トートバッグやスツールなど、この店がある台東区の地場産業とコラボした製品も数々つくっている、魅力的なショップです。今まで東京というと、何となく港区や渋谷区、それに目黒区などを中心に感じていて、実際に、私の行動範囲もそうした地区が中心だったのですが、現在は、台東区や墨田区などの下町に惹かれています。個人のやりたいことが表現できる場所として、下町は東京のなかで辛うじて残されている場所という気がします。
そうした、個人としての表現が行われている場所でもある「SyuRo」での教室は、以前よりもより実験的なことができそうで楽しみでもあります。店主である宇南山さんのご厚意と、スタッフの方々の一緒に楽しいことをやってみよう、というスピリットに支えられながら、これから月に1回のペースで行う予定です。
では、「mimi」再スタートの第1回目の模様をご紹介。今回は9名の方が参加して下さいました。テーマは、花のあるディスプレイです。チェストの上、玄関の下駄箱の上、はたまたサイドテーブルなど、雑貨を飾るステージになる場所はいくつかあります。そうした場所に花や雑貨を素敵に見せる飾り方を提案してみました。基本になるのは三角構成という飾り方。コツをつかめば、誰でも簡単にできる飾り方です。参加して下さったみなさんは、仕事を持っている方もいれば主婦の方もいて、暮らし方もきっといろいろなはず。でも、共通していると感じたのは、普段の暮らしそのものを楽しみたいという前向きな気持ちです。さて、ひとりひとりディスプレイしてもらったら、個性が出ていて、それぞれ魅力的なディスプレイが完成しました。よかった、よかった。こんなちょっとしたことですが、"飾ること"が、日々の暮らしをより楽しむことのきっかけになれたら嬉しいです。来月はテーブルコーディネートをテーマにしようと思っています。興味のある方は、是非ご参加下さい。
vol.10
vol.11
今回から、私の身のまわりの品々をご紹介していこうと思います。
仕事柄(言い訳に過ぎませんが)、身の丈に余る物量を抱えて暮らしているのですが、この機会に、集まったものたちを見つめ直してみようと思います。好きという気持ちの赴くまま手に入れた品々を見つめ、どうして好きなのか言葉にしてみます。そうすることで、自分の趣向性というものをきちんと把握できると思うので。ものと関わって仕事をしてきて、これからもそれを続けていこうとしているのですから、こうした作業は大切だと改めて感じています。
第一回は、カゴ。十代の頃から、いいえ、記憶を辿れば幼稚園児の頃からカゴを持ち歩いていました。今も増殖中で、一年中カゴを愛用しています。普通のバッグも持っていますが、自分らしい装いに欠かせないものとしてカゴは存在しています。モードな装いをしたときも、カゴを合わせると自分らしくなると思っています。特別に気合いを入れてオシャレをしたとしても、カゴを持つことで気恥ずかしさがなくなる、という感じでしょうか。それは、私だけでなく、多くの女性にとって当てはまるような気がします。
「fu-chi」のNo.8でも特集しましたが、今一番気になっているのが日本のカゴです。冗談ではなく、今や絶滅の危機にある私たちの国のカゴ。職人さんが高齢化していること、後継者が少ないこと、そして素材となる植物の減少。様々なことが重なって、衰退の一途を辿っていることは特集でもお伝えしたとおりです。だから、カゴマニアとしては放っておけない。近頃は意識して日本製のカゴを購入している次第です。
煤竹と呼ばれる素材で編まれたカゴは、鎌倉の竹細工店で購入したもの。かなりシックな印象なので、自分のスタイルに合わせられるように羽根付きテープでカスタマイズしました。このテープは韓国の東大門市場で購入。フランス製ですが、日本で買うより安く手に入ります。この手の手芸パーツやアクセサリーパーツ、そして生地は東大門市場がおすすめです。街そのものが「ユザワヤ」状態で、とても一日では見られない量が揃っています。韓国へ行く機会があれば是非とも行ってみて下さい。
アケビのカゴは普段の買い物用として活躍。買い物カゴらしい形と素朴さが気に入っています。これを持つと主婦である自分のスイッチが入るので、お出かけには持って行きません。民芸品店で購入。
色つきの竹のカゴは佐渡でつくられたデットストック。昔、荒物屋で扱う商材としてつくられていたものだそうです。佐渡のお婆ちゃんたちによって編まれていたものらしいのですが、どことなくヨーロッパのカゴの趣が感じられます。編み込み模様といい、持ち手の華奢な感じといい、デザインが大好きです。しかし、現在は生産されていないのが残念。日用品問屋「松野屋」さんから特別に譲って頂きました。
シンプルな篠竹のミニカゴは、このサイズ感が好きです。カゴは大きさで印象がかなり変わるので、購入するときは必ず鏡の前で持ってみることにしています。財布と携帯とポーチを入れて、お出かけ用に。こぎん刺しのマットを被せて使うのが今の気分。竹細工店で購入。
革の持ち手と薄さが特徴の竹カゴ。本来なら、こうしたモダンにアレンジされたカゴはあまり買わないのですが、きめ細やかな編み目に惹かれてしまいました。昔ながらの職人的なカゴよりも、これから生き残っていく日本のカゴは、こうした作家性の強いものなのかもしれません。それはそれで素敵ですが、ずっと使われ続けてきた形がなくなっていくのはやっぱりとても寂しいです。五年ほど前、百貨店で購入。





今年の冬はとても寒く感じます。雪も多かったし、定期的に出張で訪れているソウルも、ここ数年の中で一番雪が多い年になったそうです。温暖化の状況にあって、何だか不思議ですが、冬は寒いほど季節感を楽しめるというもの。ポジティブに寒さを乗り切るために、マフラーやストールをぐるぐる巻いて、手袋とニットキャップの出番を増やし、日々のお出かけを楽しむことにしました。
今年のセールで購入したニットキャップは2点。どちらもウサギのファーのポンポン付き。耳まで隠れるニットキャップはあったかで手放せませんね!! 近頃のセールはシーズン早めに行われるので、ほんとうにありがたい。しかもファイナルセールになれば、かなりのプライスダウン。このウール100%のニットキャップたちもファイナルで格安ゲットしましたよ。ふたつとも5千円未満でした。セールでは、こうした小物を中心にハンティングしています。
セーターなどの服は、この冬、新調しませんでした。そのかわりに「mina perhonen」のストールを購入。たくさんのキュートなモチーフ編みがアクセントになった手の込んだもので、とても気に入っています。この10年ほどで、だいたい自分のスタイルというものが決まってきて、あまり流行に左右されなくなりました。だから、これからは服も小物も量より質を重視したい、特に小物はいいものを身につけたいと思っています。靴などは特に。冬の小物でいえばストールや手袋もその範疇に入ります。服がプチプライスのものであっても、合わせる小物が高品質だと安っぽく見えずにすみますからね。と、いうわけで、この冬大活躍したファッション小物たちを記念撮影。ずっと使い続けているものから、ここ1、2年前からのものもあります。どれも愛着のあるものばかりです。
さてさて、「フウチ」が「天然生活」4月号の別冊付録となって登場することになりました。今まで応援して下さったみなさん、新しく生まれ変わった「フウチ」もどうぞよろしくお願いします!!! アノニマスタジオから出版していた5年間は、とても貴重な時間を過ごすことができ、心から感謝しています。訳あって、アノニマスタジオから離れることになったのですが、どのような形であれ、自分たちの活動を続けることを大切にしたいと思い、こうしたスタイルを選択しました。これから、どんなことが待ち受けているか期待と不安がごちゃ混ぜの状況ですが、一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。
vol.12